01
Mar
2022
黒龍
~名残雪の残る蔵から、小さな春のお届けです。~
立春を過ぎても雪の降る日が多かった福井県ですが、3月に入り少しずつ春めいてきました。田んぼや山々には未だに一面の銀世界が広がる一方で、福井の冬らしい鉛色の空からは太陽が差し込みはじめ、少しずつですが雪解けも始まったように感じます。蔵の近くでは、水の勢いが増し始めた九頭竜川に、早春の名物である幻の魚サクラマスを狙う太公望たちが集い、最盛期を迎えていました。
そんな春の訪れを告げる「黒龍 春しぼり」が、3月の始まりと共に順次蔵出しされます。新酒の若々しさあふれる搾りたての吟醸原酒は、米の旨味がありながらスッキリとした後味で、山菜などの春の味覚と相性抜群です。
山々が萌黄(もえぎ)色に染まる季節はもう少し先ですが、名残雪のある春寒な蔵から、皆様へ小さな春をお届けできれば幸いです。
「黒龍 春しぼり」(https://www.kokuryu.co.jp/brew/kokuryu/harushibori.html)
黒龍 - 2022.03.01