「自社田んぼの田植えを行いました。」
滋賀県東近江市では、少しずつ夏の訪れを感じるようになってきました。5月に入ると、続々と田植えがはじまります。
喜多酒造前の自社田んぼでも田植えを行いました。自社田では、滋賀県の酒米である吟吹雪を育てています。昨年に引き続き、特に土造りに注力し、堆肥の配合など試験的に変化させています。
秋には、実った稲穂が無事に刈り取れるように願いつつ、しっかりとした管理を行っていきます。
「新年あけましておめでとうございます。」
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は、創業200周年を迎え、多くの方からお祝いの御言葉を頂戴し、より一層、想いを強く感じた一年でありました。
また、経済・生活においては、コロナウィルスによって変わらざる得ない、そんな不安定な状況、心境が続いているように感じることもあります。
しかしながら、今一度、想いを見つめ、担うべき役割を考えると、私どものすべき事はシンプルだと改めて気付かされた一年でもありました。
「たおやかな喜楽長を醸すこと」
この想いに尽きるのだと。
201年目の年も、更に進化してまいります。
引き続きご愛顧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
「秋の訪れを感じて」
滋賀県東近江市にも秋を感じさせる風が吹いております。先月末には、弊社向かいの自社田んぼの刈り取りも終えました。今年は、梅雨が例年になく長い年ではありましたが、収穫した米を見ますと、良き出来でまずは一安心です。
刈り取りと並行して、今期の酒造りを目前に、仕込み準備など蔵内が活気づいてきました。やはり、造り酒屋で働いておりますとこの季節は、気持ちが高まり、また少しそわそわともする特別な季節です。今期も事故なく健康に、良き酒が醸せますよう、社一丸となって取り組んでまいります。
【喜楽長】日々の「営み」のなかで
先月より、創業200周年記念サイト(http://kirakucho.com/200th/)を公開し、多くの皆様にご覧いただいておりまして、誠にありがとうございます。喜多酒造の朝食ページを流しながら、一緒に朝ご飯を食べているよ、など嬉しいお声をいただいております。
200周年企画の根底にあるのは、応援いただく皆様に、お育ていただいた皆様に、たくさんの感謝を伝えたい、そのような想いです。そして、何より200年もの間、酒造りを続けてこられたという喜びであります。200周年サイトでは、派手な演出も特別な照明もしておりません。ただ、淡々とそして真摯に私たちが酒に向き合う日々の「営み」が綴られています。いくら時代が変わろうとも、酒造りは人の生活の中にあるのだ、そういった弊社の考えを表現することができたように思います。その営みの中で、私たちの目指すべき味わいに静かに突き進んでいきたい、この200周年という機会に、今一度私たちの役割を感じることができました。
記念サイトは、年内は公開を続けますので、どうぞ皆様の生活に溶け込むように、ゆっくりとご覧いただけますと幸いです。
【喜楽長】創業200周年記念プロジェクト始動!
喜多酒造は、2020年に創業200周年を迎えました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。
皆様に支えられ、この年を迎えることができました。
200周年を迎えるまで、酒造りが続けられたこと、これが何よりの喜びであります。
今いちど、私どもの想いを考え、またさらに想いを強くし、今後も精進してまいりたいと思います。
どうぞ今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。
また、200周年を記念しまして、特別サイトを開設いたしました。
喜多酒造の「今」をそのままに感じることのできるコンテンツとなっております。
下記URLもしくは、喜楽長公式サイトより、ぜひアクセス下さいませ。
【喜楽長】夏の修繕工事
滋賀県東近江市では、夏を感じるお天気が続いております。東に見える鈴鹿山脈の緑が美しい季節となってきました。縁側より、山を見ながら楽しむ夏酒は、格別の味わいです。
弊社では、先月末より、蔵の瓦屋根の修繕が始まっています。築100年以上の建物ですので、すべて手作業にて瓦をはがし、土壁の撤去を行っています。下地や、接ぎ木を入れ方など、昔ながらの知恵の詰まった蔵の仕組みに驚かされる部分もあり、工事は順調に進んでおります。
長い間、弊社の酒造りを見守り、支えてきた建物です。少しずつではありますが、手を入れながら大切に今後も活躍してもらいたいと思います。
【喜楽長】心は穏やかに
新型コロナウイルスによる困難な状況の中、苦しんでおられる多くの方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、治療や感染予防に力を注がれている方々に、大きな感謝と尊敬の意を捧げます。弊社といたしましても、今は、日本全体が耐え忍ぶ時、として手洗い・消毒といった社員の健康を守る努力とともにできる限りの取り組みを行っております。
弊社といたしましても、微力ながら何かできないかと、社員で相談し、先日よりすべてのお酒の出荷時に「#心は穏やかに」とメッセージをつけて送り出しています。こんな時だからこそ、心まではすさまないように、こんな時だからこそ日本酒が少しでも皆様の心を穏やかに優しくできますように、との思いを込めてお送りしています。
今後、お見かけ頂きましたら、少しの気持ちを穏やかにするきっかけになれば幸いです。
喜楽長 蔵元日記 3月号
弊社があります滋賀県東近江市では梅の花が咲き、近くの林からはいつもより早いうぐいすの初鳴きが聴こえました。また、仕込み蔵の中も、半年にわたる酒造りももうすぐ終わりと、少し慌ただしくなってきました。
今造りでは、麹室(こうじむろ)を新たに2部屋増設し、計4部屋にて麹造りを行いました。増設したことで、部屋ごとの温度湿度管理ができ、経過ごとの緻密な管理ができるようになりました。
私ども酒造りは、あくまで手造りであり、人間の繊細な感覚を主として成り立っていますが、このような人間の手造りをより一層支える設備の導入は、造り酒屋にとってなくてはなりません。今回の導入は、弊社の酒造りの繊細さをより高め、私どもの求める「たおやか」な味わいへより近づく一つとなったと感じています。
喜楽長 蔵元日記 1月号
あけましておめでとうございます。
輝かしい新年を迎え、益々のご繁栄をお祈り申し上げます。
旧年中のご厚情に深くお礼を申し上げますと共に、本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。
弊社は本年に創業200周年を迎えます。これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。文政3年(1820年)の創業より、滋賀県東近江のこの地で日本酒一筋に酒造りに邁進してまいりました。
この一年は、今までの喜多酒造、そしてこれからの喜多酒造を社全体で今一度見つめなおす、そんな一年にしたいと考えております。
今後も更に志を高く、より良き喜楽長を目指し、精進してまいります。引き続き、倍旧のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
喜楽長通信新年1月号
新年あけましておめでとうございます!
新春を迎え、皆様お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
本年もお引き立て賜りますようよろしくお願い申し上げます。
酒蔵では、お正月も休まず、杜氏はじめ蔵人一同元気に酒造りに専心いたしております。今酒造期は、平成最後の酒造りなどといわれておりますが、この2019年の一年は弊社にとっても、非常に重要な一年になるかと思われます。来年2020年には、創業200周年を迎えることとなります。今年一年を通して、先の10年、20年、またその先の節目ともなる創業250周年を見据え、立ち返るための非常に大切な時間になります。酒造りや酒質のみならず、「今」だけではなく、「未来のあるべき喜楽長」を再度見つめなおす機会としたく考えております。
日頃よりご指導いただいております皆様には、引き続き厚いご指導のほど何卒よろしくお願い致します。
朝日新聞元旦号滋賀版にて、弊社喜多麻優子を取り上げて頂きました。「あなたにとって平成とは」とのコーナーで、平成元年生まれの滋賀県の方を紹介するコーナーです。今年ブレイクされた滋賀県出身のひょっこりはんさんとも同記事にて(同列左)。
喜楽長通信 2018年8月号
毎度ありがとうございます。
平素は、格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
この度、ご縁ありまして、雑誌『あまから手帖2018年9月号』の
『食な人 FOODIST』にて弊社を掲載いただきました。
『あまから手帖』は、関西発信の大人向け食マガジンです。
「大人の愉しい食マガジン」として、1984年より発刊されており、
関西の食マガジンの中でも根強いファンの多い老舗雑誌です。
今回は、『食な人 FOODIST』というコーナーに掲載いただきました。
先日発刊しました本のことから喜多酒造の歴史まで。
半日に及ぶ取材では、様々なお話をさせていただきました。
実は、あまから手帖さんには、以前にもご縁がありまして
前々杜氏の天保正一杜氏を2002年9月号にて取り上げていただきました。
その際は、「日本酒の未来を語る」ということで、
月桂冠大蔵記念館名誉館長の栗山様との対談を
掲載いただいたことがありました。15年以上の時を経て、
形は違えど、同じ雑誌に掲載頂く、弊社としましては、
何か深い巡りあわせのような、感慨深い気持ちになりました。
喜楽長通信 2018年7月号
毎度ありがとうございます。
平素は、格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
滋賀県東近江市では、夏らしい気候となってきました。
酒造期はまだまだ、というところでもありますが、
すでに来期に向け、製造計画会議が始まっています。
来期に五年目ともなる四家杜氏も能登からお越し頂き、話を詰めています。
また8月には大きな工事を行う予定です。こちらの打ち合わせも最終段階となってきました。
さて、この度は、先月発売しました『蔵元の娘と楽しむ日本酒入門』に、
たくさんの応援のお声またご感想を頂き、誠にありがとうございます。
弊社といたしましても、当初は探り探りでのスタートでしたが、
出版業界という異業種の方々とのお仕事は新鮮で貴重な経験となりました。
また多くの日本酒に関わる方にもご協力いただき、
思いの濃い本になったのではないかと思います。
帯の「日本酒は知れば知るほど美味しくなる!」は、
弊社が以前よりお客様にお伝えしている
「酒学事始」をカジュアルな言葉にしたものです。
また、下記日程にて出版記念トークショーを東京・大阪の本屋さんで行います。
この本を通じて、より喜楽長を、日本酒を知っていただくきっかけとなれば幸いです。
『蔵元の娘と楽しむ日本酒入門』
出版記念トークショー
東京:7/29(日)@本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
大阪:8/4(土)スタンダードブックストア心斎橋
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-12-BF
※詳細はこちらからご覧になれます。